Friday, February 19, 2016

LGBTについて

LGBTについて
〜なぜ彼らを受け入れられないのか〜

私の頭の中でいくつかよく考えていることがあります。LGBTコミュニティはそのうちの一つです。この話題になると、どうしても意見を譲れない自分がいます。このことに関しては、自分が絶対に正しい自信があるのです。異性愛者のストレートな女性であり、自分には直接関係ないにも関わらず、何故私はこんなに強い思いがあるのでしょうか?それは私の親友が性同一性障害、所謂トランスジェンダーだからです。
親友の若林佑麻
彼と私は12年前に女子校の中学校で女の子同士として出会い、それ以来ずっと親友です。しかし彼は6年前である18歳になるまで、私にカミングアウトしてくれませんでした。彼から、自分は心の中は男なんだ、と聞いた時、正直驚いたし混乱もしました。でも割と簡単に彼を受け入れることができたのです。何故だと思いますか?私は彼を一人の人として愛しているし、彼が男になったからといって、別にそれは大したことではなかったのです。親友を失いたくないという気持ちの方が強く、やっと本当のことを言ってくれたことに、嬉しささえもありました。

残念ながら、私とは全く違う考えを持っている人たちもいます。一部の人々は、LGBTコミュニティに強く反対しています。私はアメリカに来てから、色んなヘイトスピーチを見たり、聞いたことがあります。そのたびに、何故LGBTを受け入れることができないのか直接聞いてきました。ある人は、彼が子供の頃からそう教えられたから、と教えてくれました。またある人は、神が同性愛を禁止しているからだ、と言いました。ただ単に気持ちが悪いから、と言う人もいました。個人的には、どの理由も全く説得力がないし、言っていることがめちゃくちゃだなと思います。私が宗教心がないからでしょうか?とにかく、彼らの言い分が全く理解できないのです。私は憎しみは無知から来るものだと信じています。彼らはゲイ、レズビアン、バイセクシュアル、トランスジェンダーの人々が周りにいたことがないのでしょう。もし彼らがLGBTの人たちに会ったことあったとしても、きっとちゃんと話を聞くことが出来なかったのでしょう。無知が恐怖を生み、そしてそれが負の連鎖を引き起こします。
去年の夏に母校へ行った時

レズビアン、ゲイ、バイセクシャルやトランスジェンダーになるのは、その人たちが望んでなっているという人もいます。そんなことは絶対ありません。私の親友はもし生まれ変われるのなら、トランスジェンダーとして生まれることを選ばないと思います。もしLGBTになることが選択なら、彼はわざわざ人より苦しむ道を選ばないでしょう。実際、LGBTの若者はストレートの若者に比べて、4倍も自殺をしようとする可能性が高くなります。家族から拒絶されたLGBTの若者は、家族からの拒絶反応のない、または低レベルの拒絶反応を受けたLGBTの若者に比べて、8.4倍も自殺を試みる可能性が高くなります。憎しみは人を殺すのです。

私はLGBTを嫌っている人に会うたびに、何をそんなに恐れているのだろうか、と考えます。自分とは異なるものを受け入れるのは難しいかもしれません。しかし、なぜあなたはそんなに気にするのですか?ゲイ、レズビアン、バイセクシュアル、トランスジェンダーも素晴らしいことであり、ストレートであることも素晴らしいことです。LGBTを嫌っている人たちは周りのことを気にしすぎていて、自分を見失っているのではないでしょうか?あなたが本当に自分を愛しているなら、あなたに他人に対する嫌悪感は少ないはずです。皆が自分と違うものを受け入れる勇気、そして世界がより少ない憎しみとより多くの愛で溢れますように。
去年の夏に誕生日のお祝いをしてもらった時

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