Monday, January 30, 2017

イチロー

才能を自分で作った少年

イチローを知っていますか?彼はアメリカで15年以上活動しており、現在はマイアミマーリンズでプレーしている日本の野球選手です。アメリカに来る前は日本でオリックスブルーウェーブに所属して活躍していたので、日米合わせると25年間プロ野球選手として活躍していることになります。イチローは43歳ですが、身体的年齢は20代半と言われています。中にはイチローは生まれながらにしてスーパースターという人もいますが、それは本当でしょうか?

イチローは1973年に愛知県で次男として生まれ、3歳で野球を始めました。きっかけは何だったと思いますか? なんとイチローのお父さんがおもちゃのバットとボールを与えた日から、寝るときでさえもバットとボールを離さなくなったというのです。小学三年生になったとき、地元の少年野球チームに所属するようになりましたが、チームでの練習だけでは物足りなくなり、イチローは父親に連取相手になってくれるように頼みました。お父さんは条件付きでイチローの申し出を受け入れてくれました。 その条件は「晴れであろうが雨であろうが毎日練習すること。」

イチローは努力を続け、日本で野球が強い高等学校に入学しました。普通、アスリートは勉強を怠りがちですが、イチローは成績も優秀な学生でした。彼は後にインタビューで努力と練習について述べています。 「もちろん、私も勉強や練習するのは好きではないですよ。でも私は常に目標を持って努力したいと思っています。だって努力が報われるのって最高じゃないですか。

高校卒業後、イチローは自然とプロ野球選手になり、日本で8年間プロ野球のリーグでプレーした後、アメリカで実力を試すことに決めました。2001年にシアトルマリナーズと契約、2012年にはニューヨークヤンキースと契約し、2015年にマイアミマーリンズと契約しました。2016615日、イチローは4,257のキャリアヒットを記録し、ピートローズの4,256の記録を破りました。日本人はこのニュースに注目し、連日にようにメディアで取り上げられていました。しかし、イチローが記録を達成するとピートローズはそれを好意的には受け取りませんでした。記録のうち1,278ヒットは日本のプロ野球リーグから持ち込まれたからです。ピートの反応に対してイチローは完璧な応対をして見せました。 「私にとって、これは記録に関するものではなく、チームメイトやファンのことだ。」また、「ヒットキング(ピートローズ)が守備に遭うのを見て、本当にうれしく思いました。私は受け入れられたような気がしたのです。」


すべてが順調にうまくいったように見えるイチローだが、それは事実ではありません。しかし彼は最前線で活躍するためにどれだけ多くの努力をし、どれだけ苦しんできたかを見せたくないのです。普通の少年のように見えたイチローが他の人とは全く違うものがあります。それは彼が夢を持っていて時には練習したくないと思ったとしても、夢を実現するために努力し続けました。大きな夢を持つことは素晴らしいことですが、それらを実現させるためには、信念を持って努力を続けなければなりません。







Ichiro Suzuki

A Key to Make Your Dreams Come True

Do you know Ichiro Suzuki? He is a Japanese baseball player that has been active in the United States for over 15 years and currently plays in Miami Marlins. Before coming to the U.S., he had a career in Japan, so he has been playing baseball for 25 years in the U.S. and Japan in total. Even though he is 43, apparently his physical age is in his mid-twenties. Some people call him “a natural born master.” Is that true?

Ichiro Suzuki was born and raised in Aichi, Japan in 1973. At age of three, he’s started playing baseball. What inspired him to start playing baseball? His father brought a toy bat and ball for him, and since that day, Ichiro was with those toys even while in bed. When he was 9 years old, he joined a local boys’ baseball team, however, the practice he had in the team wasn’t enough. Ichiro asked his father to be a training partner, and he accepted it on one condition. “Practice every single day whatever the weather.”

He kept making efforts, and eventually, he entered one of strongest prestigious high schools for baseball in japan. Usually athletes tend to not do good at study, however, Ichiro was a student of high scholastic standing. He has mentioned study and practice in an interview. “Of course, I really don't like to study and practice. But I’ve always liked to have a purpose in life and make efforts for it. Who don’t love to be repaid for the efforts?” Ichiro said.

After graduation from high school, Ichiro has become a professional baseball player naturally. He had played in professional baseball league in Japan for 8 years then decided to demonstrate his ability in the U.S. In 2001, he has started belonging to Seattle Mariners as a position player. He was traded to New York Yankees in 2012, then traded to Miami Marlins in 2015. On June 15th 2016, Ichiro collected 4,257 career hits and broke Pete Rose’s all-time record of 4,256. This was such a big news for all Japanese people was on media each and every day in Japan. However, Pete Rose didn’t accept it because 1,278 of the career hits came in Japanese baseball league. But Ichiro had a perfect response for Pete. “For me, it's not about the record, it’s about my teammates and the fans,” Ichiro said. Also he said, “I was actually happy to see the Hit King (Pete Rose) get defensive. I kind of felt I was accepted.”

It seems like everything was smooth and went well for him, but it wasn’t a case. But he doesn’t like to show off that he makes a lot of efforts to be active in the front lines or how much he has suffered. He was just a boy like others but there’s one thing that’s totally different from others. It’s that he had a specific dream and went for it even though he sometimes felt he doesn’t want to practice. It’s great to have big dreams but in order to make them come true, you need to have faith in yourself and keep making efforts.








Sunday, January 29, 2017

大きな夢を持ったチアリーダー

東京からカンザスシティへ

留学生としてアメリカにいると、なぜここに来たのかよく聞かれることがある。アビラにいる留学生にもそれぞれ、留学する理由がある。正直言って 家族や友人なしにここで生活するのは簡単ではないし、特に留学し始めの頃には英語を流暢に話せない分、アカデミックのクラスに追いつくので精一杯だ。今回はそんな環境の中で、さらに部活に取り組む日本人の女の子にインタビューをした。

神田優帆さんはアビラ大学の新入生で1月にフロリダ州オーランドで行われた、UCAナショナルチャンピオンシップに出場したチアリーディングチーム、イーグルスの一員。イーグルスはオープンオールガールチア部門で3位に輝いた。優帆さんは19歳で東京都出身、高校に入ると同時にチアリーディングを始めた。 「お姉ちゃんがチアをしてたので、私も始めました。」 高校時代に日本でチアリーディングの大会に出る機会はあったが、何かを受賞をするということはなかった。高校卒業後、優帆さんは海外で勉強しながらアメリカでチアリーディングを続けたいと思うようになる。

この間の秋学期にアビラ大学へ入学して以来、チアリーディング部に所属している優帆さん。女子だけのチーム、それに3段ピラミッドをしているチームを探していた優帆さんにとって、これらに条件を満たしているイーグルスは完璧だった。チアリーディングを通して日本とアメリカの間にとても多くの違いがあることに気づいたそうだ。日本では自分たちでダンスを振り付けなければいけなかったけど、ここではコーチたちが振り付けしてくれる。技のやり方、演技の仕方も違う。また、チーム内の女の子同士の関わり合い方も全然違う 。日本の文化では年上に常に敬意を払う必要があり、年齢差がわずか1年であっても敬語で話さなければならない。 「シニアの生徒も私にタメ口でフレンドリーに話してくれるのには驚きました。」

UCAナショナルチャンピオンシップは、優帆さんにとってアメリカで初めての大会だった。とんでもなく緊張していたという。しかしすべて上手くいった。チームワークのお陰だ。「私がとても緊張していたとき、チームメイトとコーチが私に勇気をくれました。いっぱい練習したから大丈夫大丈夫!って。 」優帆さんはイーグルスが3位入賞したときの気持ちを語ってくれた。 「日本で賞をもらったことがなかったので、めちゃくちゃ嬉しかったです。」


個人的に私は、優帆さんが第二言語として英語を勉強しながらアカデミックの授業に出席し、毎日練習しなければならなかったことがどれほど難しいか知っているので、彼女をとても誇りに思う。彼女の挑戦は始まったばかり。これからどんどん成長していく彼女を見守りたいと思う。