Sunday, January 29, 2017

大きな夢を持ったチアリーダー

東京からカンザスシティへ

留学生としてアメリカにいると、なぜここに来たのかよく聞かれることがある。アビラにいる留学生にもそれぞれ、留学する理由がある。正直言って 家族や友人なしにここで生活するのは簡単ではないし、特に留学し始めの頃には英語を流暢に話せない分、アカデミックのクラスに追いつくので精一杯だ。今回はそんな環境の中で、さらに部活に取り組む日本人の女の子にインタビューをした。

神田優帆さんはアビラ大学の新入生で1月にフロリダ州オーランドで行われた、UCAナショナルチャンピオンシップに出場したチアリーディングチーム、イーグルスの一員。イーグルスはオープンオールガールチア部門で3位に輝いた。優帆さんは19歳で東京都出身、高校に入ると同時にチアリーディングを始めた。 「お姉ちゃんがチアをしてたので、私も始めました。」 高校時代に日本でチアリーディングの大会に出る機会はあったが、何かを受賞をするということはなかった。高校卒業後、優帆さんは海外で勉強しながらアメリカでチアリーディングを続けたいと思うようになる。

この間の秋学期にアビラ大学へ入学して以来、チアリーディング部に所属している優帆さん。女子だけのチーム、それに3段ピラミッドをしているチームを探していた優帆さんにとって、これらに条件を満たしているイーグルスは完璧だった。チアリーディングを通して日本とアメリカの間にとても多くの違いがあることに気づいたそうだ。日本では自分たちでダンスを振り付けなければいけなかったけど、ここではコーチたちが振り付けしてくれる。技のやり方、演技の仕方も違う。また、チーム内の女の子同士の関わり合い方も全然違う 。日本の文化では年上に常に敬意を払う必要があり、年齢差がわずか1年であっても敬語で話さなければならない。 「シニアの生徒も私にタメ口でフレンドリーに話してくれるのには驚きました。」

UCAナショナルチャンピオンシップは、優帆さんにとってアメリカで初めての大会だった。とんでもなく緊張していたという。しかしすべて上手くいった。チームワークのお陰だ。「私がとても緊張していたとき、チームメイトとコーチが私に勇気をくれました。いっぱい練習したから大丈夫大丈夫!って。 」優帆さんはイーグルスが3位入賞したときの気持ちを語ってくれた。 「日本で賞をもらったことがなかったので、めちゃくちゃ嬉しかったです。」


個人的に私は、優帆さんが第二言語として英語を勉強しながらアカデミックの授業に出席し、毎日練習しなければならなかったことがどれほど難しいか知っているので、彼女をとても誇りに思う。彼女の挑戦は始まったばかり。これからどんどん成長していく彼女を見守りたいと思う。








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